出来事

地域社会を元気に・JA東西しらかわ青年連盟

JA東西しらかわ青年連盟(酒井清三委員長)は、新型コロナウイルスの影響で例年行っている行事を中止し、秋そばの作付とカカシを設置した。同青年連盟は農業を通じた活動で地域を盛り上げたいとする。 同青年連盟は例年「どろんこバレー大会」を開催し、多くの地域住民や観客が田んぼを取り囲んでいた。しかし、今年は新型コロナの影響で3密を避けるためイベントを中止し、どろんこバレーの会場であったJA本店南側にある休耕田で、秋そばの作付とカカシを設置した。 秋そばの作付には同青年連盟役員ら8人が参加し、約3カ月の栽培期間を経て1日(日)に収穫した。乾燥・研磨精選などを経て、11月下旬には20kg以上のそば粉となる予定だ。 収穫したそばは、12月中旬に青年連盟が手打ちで製麺し、盟友や家族、地域住民へ配布する予定となっている。 一方、カカシはコロナ禍で被害を受けている地域住民を元気づけようと、同青年連盟西部、中部、東部の3支部で8月中旬に制作した。今年3月に亡くなったタレントの志村けんさんをモチーフにしたカカシや実用性を重視したカカシを2021年2月まで休耕田に設置し、見る人の目を楽しませた。 同青年連盟の酒井清三委員長は「主体的な地域貢献活動が困難である今、農業を通じた活動で地域貢献に働きかけたい」と話す。