出来事
バケツ稲作りを通して食を学ぶ
JA東西しらかわ(薄葉功代表理事組合長)は12日、JA管内の白河市立関辺小学校で食農教育の一環として米作りについて授業を行った。総合的な学習の時間で、5月からバケツ稲で米を育てた小学5年生19人が参加した。 授業は調理と講話を実施。調理は協力を依頼したJA女性部員3人が教えながら、JA東西しらかわオリジナルブランド「みりょく満点コシヒカリ」の新米を使った塩おにぎりと、米粉でみたらし団子を作った。また、女性部員が根菜類の豊富な味噌汁を提供した。 講話は営農指導員が米の基礎知識と白河市の米生産量、農家や農作業について説明した。半年かけてバケツ稲を育てたこともあり、児童らは米についての関心が高く、「福島県で一番生産されている品種は何か」や「虫や雀から米を守るためにどんな方法があるのか」などの質問があった。 中には「バケツ稲の米を精米するのが大変だった。もっと簡単な方法はないか」といった質問もあり、手作業で脱穀や精米する大変さを、身をもって感じていた。 自作したおにぎりを食べた児童らは「もちもちして、とてもおいしい!」と満面の笑みで話した。